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 4.仕訳、仕訳帳への入力について

仕訳入力は消費税込みの金額でいいのでしょうか。

税込か税抜かは、経理方式によります。
ルールとしては、売上が1000万円を超えて課税事業者となり、税抜経理方式を選択している方以外は、税込経理方式になります。

国民年金や国民健康保険料は、仕訳帳に入力しなくてもいいのですか。

国民年金や国民健康保険は、事業の経費になりませんので、個人のお金から支払っている場合は、記帳する必要はありません。事業用の預金口座や現金から支払った場合は、次のように入力します。

【仕訳例】
取引内容
借方
貸方
国民年金○月分の支払い(普通預金)
事業主貸
普通預金

仕訳帳の「簡単仕訳入力」で「元入金」はどの画面で入力すればいいですか。

「簡単仕訳入力」の取引区分から<現金・預金>を選択していただくと、「元入金」の仕訳パターンが取引内容のボックスに出てきます。

開業年に「元入金」がある場合は、「青色申告決算書」の「貸借対照表」の作成で注意点があります。コチラのページを必ず参照してください。


「家事関連費」を、個人口座から引き落しで支払っています。この場合、どのような仕訳で入力したらいいですか。

口座から引落とされた日付で、事業割合分の金額を「事業主借」で入力します。この場合、事業使用分のみ入力していくため、決算処理(按分)は必要ありません。

【仕訳例】 毎月事業使用分のみを記帳
取引内容
借方
貸方
電気代○月分(立替払い)
電気料金
事業主借

一番簡単な方法は、別途集計表などを作成して、個人で支払っている家事関連費を集計して事業使用分を算出し、12月に1年分をまとめてを「事業主借」で入力するという方法です。
※集計表と領収書など、支払い金額が分かる証書の保管が必要です。


同居の家族の口座から「家事関連費」を支払っています。この場合、必要経費にできますか。また、できる場合、仕訳はどうなりますか。

必要経費にできます。仕訳は、「事業主借」になります。

【仕訳例】 家事関連費の支払い
取引内容
借方
貸方
○○費○月分(立替払い)
○○費
事業主借

個人の口座を事業用の口座にしました。口座から個人的な支払いをした場合は、どうやって記帳すればいいですか。また、反対に事業の売上以外の入金があった場合は、どうしたらいいでしょうか。

事業用の口座から個人的な費用の支払や引落としがあった場合は、全て「事業主貸」で処理します。

【仕訳例】 事業用の口座から個人の費用の支払いを行った場合
取引内容
借方
貸方
個人の費用の支払い
事業主貸
普通預金

事業用の口座へ事業の売上以外の入金があった場合は、「事業主借」になります。

【仕訳例】 事業用の口座へ売上以外の入金があった場合
取引内容
借方
貸方
保険の満期返戻金
普通預金
事業主借

事務所にしている自宅のローンの利子は、どのような仕訳になりますか。

住宅ローンの利子の支払いは、「利子割引料」になります。個人の口座から引き落としをしている場合は、支払金額に事業割合をかけた金額が、経費になります。

【仕訳例】
取引内容
借方
貸方
住宅ローンの利子の支払い
利子割引料
事業主借

「借入金」の返済で、返済金は元金返済分と利息分に分かれますが、どのように入力すればいいですか。

「借入金」の返済を、事業用の口座から引き落とし、というケースでご説明いたします。お金を借りて入金があった時点で、次のような仕訳が必要になります。前年までに借りたものは、「残高試算表」にある「期首残高」へ、未返済の元金合計金額の入力が必要です。

【仕訳例】 「借入金」の入金時 ※利子を含めない元金合計金額を入力。
取引内容
借方
貸方
○○より借入金の入金
普通預金
借入金

返済時の仕訳は、次のようになります。

【仕訳例】 「借入金」の返済時 ※引き落とし金額の内訳を記帳します。
取引内容
借方
貸方
借入金の返済
借入金
普通預金
借入金の利子の支払い
利子割引料
普通預金

スタッフへの給与を支払う際に、源泉所得税を預っています。仕訳はどのようになりますか。

給与支払義務者になると、給与を支払う際に所得税の源泉徴収を行います。「仕訳帳」への入力は、次のようになります。

【仕訳例】
取引内容
借方
貸方
給与○月分の支払い
給料賃金
現 金
源泉徴収税を預る
給料賃金
預り金

※「預り金」は、負債の科目になります。勘定科目の設定で、【使用】になっていることを確認してください。

また、源泉所得税を納めた場合の仕訳は、次のようになります。

【仕訳例】 ※現金で納税した場合。
取引内容
借方
貸方
源泉徴収税を納税
預り金
現 金

入力する際は、仕訳パターンの追加を行ってください。


売上と一緒に、立て替えて実費請求した交通費が入金されました。どのように処理したらいいですか。

出張が伴う業務の場合、交通費や宿泊費を立て替えて、その費用を合わせて請求する場合があります。その場合は、それらの支払いを「旅費交通費」で処理せずに、「立替金」という勘定科目で記帳します。

【仕訳例】 交通費(20,000円)の支払い時 ※現金で支払い。
取引内容
借方
貸方
交通費の立替え分(※取引先)
立替金 20,000
現金20,000
【仕訳例】 売掛金(100,000円)を計上 ※交通費を含めない金額を入力。
取引内容
借方
貸方
売上(売掛)(※取引先)
売掛金 100,000
売上 100,000

売掛金(100,000円)と立て替えた交通費(20,000円)が入金されたときの仕訳は、次のようになります。
※入金額は、源泉徴収税(10%)10,000円が差し引かれて、110,000円になります。

【仕訳例】 売掛の入金時 ※交通費を含めた金額で入金された場合。
取引内容
借方
貸方
売掛金の入金(※取引先)
普通預金 90,000
売掛金 90,000
源泉徴収税が差し引かれた
事業主貸 10,000
売掛金 10,000
立替金の入金
普通預金 20,000
立替金 20,000

「立替金」は、資産の科目になります。ご使用いただく場合は、「勘定科目の設定」画面の資産の追加科目へ追加し、【使用】の設定にしてください。


請求書を発行した後に、値引きが発生しました。どのような仕訳で入力すればいいですか。

売上の際の仕訳(売掛金/売上)と反対仕訳になります。以下の仕訳で、減額分を入力いただくと、それぞれの科目残高から差し引かれます。

【仕訳例】 ※値引き分を「売上」と「売掛金」から減額する
取引内容
借方
貸方

売上の値引き(売掛)

売上
売掛金

士業をしています。売上の中から手続き費用を支払う場合は、どのような仕訳になりますか。

申請手続きにかかる実費を、売上に含めてお客様からいただくか、その費用を売上と分けて実費請求するかによって仕訳はかわってきます。

実費請求の場合は、「預り金」で処理します。

【仕訳例】 手続き費用が100,000円入金 ※申請料は実費請求。
取引内容
借方
貸方
手続き費用の入金
普通預金 90,000
売上 90,000
○○申請料
普通預金 10,000
預り金 10,000

【仕訳例】 ※現金で申請料を支払った場合。
取引内容
借方
貸方
○○申請料の支払い
預り金 10,000
現金 10,000

売上で処理される場合は、支払いは経費になりますので、印紙代などは「租税公課」で、手数料などは「雑費」で処理するのが一般的です。

売掛金が入金される際に、(請け負った仕事に使った)ガソリン代や損害保険料が差し引かれて入金されます。これはどのように仕訳したらいいですか。

「売掛金」から、取引先が支払った費用が差し引かれて入金された場合は、「○○費/売掛金」で仕訳します。

【仕訳例】 ※普通預金に売掛金が入金された場合。
取引内容
借方
貸方
売掛金の入金 普通預金 売掛金
ガソリン代 旅費交通費 売掛金
損害保険料 損害保険料 売掛金

借方、貸方合計金額は、必ず売上で記帳した売掛金額と同じになるように記帳します。

SUICAやPASMOのチャージ分は、一括して交通費にしていいのでしょうか。

原則的には、できません。経費として認めてもらうためには、明細(日付、乗車区間、行き先・用途など)をつけて、仕事に使ったことを明らかにしておくことが必要になります。

チャージ分を、どのお金から(事業用/個人)の支払ったかによって、仕訳が違ってきます。事業の「現金」または「普通預金」から引き落しで支払っている場合は、次のような仕訳になります。

チャージ金額は「前払金」として記帳し、実際に使用した金額を「旅費交通費」として経費にしていきます。私用で使った金額分は「事業主貸」で処理します。

【仕訳例】 ※事業用の現金、普通預金からの支払の場合。
取引内容
借方
貸方
SUICAのチャージ分 前払金 現金/普通預金
○月分交通費 旅費交通費 前払金
個人用に使用した分 事業主貸 前払金

個人のお金からチャージ分を支払った場合は、その金額に関わらず、仕事に使った分を「事業主借」で経費に計上すればOKです。

【仕訳例】 ※個人のお金で支払った場合。
取引内容
借方
貸方
○月分交通費 旅費交通費 事業主借

個人のお金で支払った場合は、SUICAのチャージ分の記帳は不要です。実際に仕事で使った交通費分を「事業主借」で記帳します。
事業用の口座が2つあります。銀行間の資金の移動はどのように仕訳になりますか。

普通預金Aから普通預金Bへ資金を移動した場合は、以下のようになります。

【仕訳例】 ※入金して増えた口座が借方へきます。
取引内容
借方
貸方
資金の移動
普通預金B
普通預金A

給与所得が別にあります。どのように入力したらいいですか。

給与が事業用の口座に振り込まれた場合は、以下のような仕訳になります。

【仕訳例】 ※給与が、事業用の口座へ入金された場合。
取引内容
借方
貸方
給与の振込み
普通預金
事業主借

給与が個人口座へ入金された場合は、(給与所得は事業収入ではないため)仕訳帳へ入力する必要はありません。給与所得の金額を確定申告Bの所定欄へ書き込み、事業所得と合算して、年間所得となります。


仕訳帳へ入力しようとすると「取引銀行を選択してください」というメッセージが出てきて入力できません。

このメッセージは、勘定科目の設定で「普通預金」の補助科目を【使用】に設定している場合に出てきます。事業用の銀行口座が複数ある場合は、入力しようとする預金取引の銀行名をプルダウンメニューから選択してください。

事業用の銀行口座が1つの場合は、「普通預金」で処理していきますので、勘定科目の設定の補助科目は、全て【不使用】に設定してください。そうすると、「取引銀行を選択してください」というメッセージは出なくなります。


売上や売掛金を手形で受取った場合の仕訳はどうなりますか。

「受取手形」という資産の科目を使って記帳します。仕訳は次のようになります。

【仕訳例】 売上代金として約束手形を受取った場合
取引内容
借方
貸方
売上 取引先○○
受取手形
売上

【仕訳例】 売掛金の入金として約束手形を受取った場合
取引内容
借方
貸方
売掛金の入金 取引先○○
受取手形
売掛金

受取った手形が決済されて、当座預金へ入金された場合の仕訳は次のようになります。

【仕訳例】 
取引内容
借方
貸方
手形が決済されて入金
当座預金
受取手形

前年度の繰越しで、12月の電話料金が「未払金」になっています。1月に「普通預金」から引落とされた場合の仕訳はどうやって入力したらいいですか?

前年度の「未払金」がある場合は、次のような手順で仕訳をおこないます。

【仕訳例】 前年の12月に入力した仕訳
取引内容
借方
貸方
12月分電話料金の未払い
電話料金
未払金

1月1日の日付で、前年に入力した「電話料金/未払金」の仕訳を反対にして、「未払金/電話料金」と入力します。前年の12月に入力した仕訳の逆になるので、これを反対仕訳と呼んでいます。

期首残高に入力した「未払金」が、反対仕訳を入力することで残高がゼロになります。

【仕訳例】 翌年1月1日に反対仕訳を入力⇒「未払金」の残高がゼロに
取引内容
借方
貸方
12月分電話料金(反対仕訳)
未払金
電話料金

次に未払いだった電話料金が普通預金から引落とされたら、通常通りの仕訳で「電話料金/普通預金」と入力します。

すると、反対仕訳で入力した「電話料金」と相殺されるため、この費用は、今期合計には加算されなくなります。
※前年の経費に加えてありますので、今期合計には含めません。

【仕訳例】 1月に電話料金が引落とされた⇒「電話料金」がゼロに
取引内容
借方
貸方
12月分電話料金引落とし
電話料金
普通預金

反対仕訳は、仕訳パターンにはありませんので、仕訳帳へ、「電話料金/普通預金」の仕訳をご入力いただき、「修正」ダイアログから、借方と貸方の科目を変更してください。

クレジットカードで支払った場合の「未払金」は、反対仕訳は必要ありません。支払時点で「未払金/普通預金」と入力するため、引落としの際の仕訳で処理されていきます。


家電店で、一部ポイントを使って商品を購入しました。領収書には、販売価格が記載されています。ポイント分は、どういう処理になりますか。

ポイントの経理処理については、現在のところ明確な基準がないようです。

ポイントを「値引き」とするか、「収入」と考えるかで、仕訳が違ってきます。現状では、どちらにするか、自分で判断するか、または納税される税務署の判断を確認されるかになります。

販売価格から「値引き」してもらったとする場合は、(ポイント分を差し引いた)支払金額で記帳します。ポイント分は、何も記帳しません。
※領収書には、商品の代金の内訳に(実際に支払った)支払金額が記載されています。

【仕訳例】 ポイント分を値引きとする場合
取引内容
借方
貸方
プリンター用インク
消耗品費
現金

収入とする場合は、ポイント分を「雑収入」で記帳することになります。

【仕訳例】 ポイント分を収入とする場合
取引内容
借方
貸方
プリンター用インク
消耗品費
現金
ポイント分
消耗品費
雑収入

ガソリン代をカードで支払い、引落とされた時にキャッシュバックがある時、仕訳はどうなりますか。

ポイントの経理処理と同様に、「値引き」とするか、「収入」と考えるかで、仕訳が違ってきます。現在のところ明確な基準がないため、どちらにするかは、自分で判断するか、または納税される税務署の判断を確認されるかになります。

販売価格から値引きしてもらったとする場合は、(キャッシュバック分を差し引いた)金額で記帳します。
※カードの支払明細書に、代金からキャッシュバック分を差し引き、カード会社への請求金額を確認してください。

【仕訳例】 キャッシュバック分を値引きとする場合
取引内容
借方
貸方
ガソリン代をカードで支払う
車両費
未払金
普通預金から引落とされた
未払金
普通預金

収入とする場合は、引落とされた金額とキャッシュバックとして差し引かれた金額と2つの仕訳に分け、キャッシュバック分を「雑収入」で記帳することになります。

【仕訳例】 キャッシュバック分を雑収入とする場合
取引内容
借方
貸方
ガソリン代をカードで支払う
車両費
未払金
普通預金から引落とされた
未払金
普通預金
ガソリン代のキャッシュバック
未払金
雑収入

事務所移転の際に、「敷金」が普通預金へ入金されましたが、修復費用が差し引かれていました。仕訳はどうなりますか。

例えば、資産へ計上していた「敷金 300,000円」が、修復費用(60,000円)を差し引かれて普通預金へ入金された場合は、次のような仕訳になります。差し引かれた費用は、「修繕費」として経費になります。

【仕訳例】 事務所の場合(※費用が100%経費になる。)
取引内容
借方
貸方
敷金が返金された
普通預金 240,000
敷金 240,000
修繕費が差し引かれた
修繕費   60,000
敷金 60,000

自宅事務所の場合は、敷金から差し引かれた修復費用のうち、事業使用分(按分率)のみが「修繕費」になります。

【仕訳例】 自宅事務所の場合(※事業割合 30%の場合。)
取引内容
借方
貸方
敷金が返金された
普通預金 240,000
敷金 240,000
修繕費が差し引かれた
修繕費   18,000
敷金 18,000
修繕費の家事使用分
事業主貸 42,000
敷金 42,000

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サボテン花子先生

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